ファクタリングを利用すれば急な資金調達も可能!

名刺交換をするひとたち

起業する際に、あるいは起業してすぐのタイミングで運転資金を調達するためには、融資やクラウドファンディングなどに頼ることになるでしょう。しかしある程度事業が軌道に乗り、取引の実績などが積み上がってくればもう一つ資金調達の選択肢が増えることになります。それがファクタリングです。馴染みのない言葉かもしれませんが、起業して経営者になった人間にとっては非常に重要な手段ですので、ファクタリングの仕組みについて知っておきましょう。

まず、お店での買い物などもそうですが、商取引というのは商品とお金を交換することを指します。お店で100円のパンを買うということは、言い換えればパンと100円の現金をその場でやり取りし成立する商取引です。しかし企業同士の取引は金額も大きく、お互いに信用もあるため売り手側が商品やサービスを納入してから買い手側が支払うまでに、しばらく時間がかかることが多くなります。

こういった時に売り手側がまだ回収していないお金を売掛金と呼ぶのですが、当然書類上の数字であって現金で手に入るわけではありません。資金的に余裕のある大企業なら良いのですが、中小企業や起業したての事業者だと、この売掛金の回収までに資金繰りがうまくいかないというケースも出てきます。そんな時に有効なのがこの売掛金、正確には売掛債権を買い取ってくれるファクタリング会社の存在です。買い手側の企業が信用のある所なら売掛金は必ず回収できるわけですから、これを債権として売却しお金に変えることができます。

より詳しく言えば、買い手側に知られたくない場合にはファクタリング会社との間で行う二社間ファクタリングを行うのが良いでしょう。買い手側に売掛債権の権利が渡ったことを知られないため、自社の信用を落とさないというメリットがあります。しかし手数料を高く取られるというデメリットもあるため、買い手側の承諾が得られるのならばファクタリング会社を含めた三社で取引を行う三社間ファクタリングがおすすめです。

売って資金に変えられる土地やビルなど不動産を所有していない企業にとって、こういった売掛債権が急場の資金調達に非常に有効となっています。当然ですが、この手法は起業したてでは使うことができません。取引の実績が少なく売掛金が少ない状態では、買い取ってもらえないからです。初期の段階ではクラウドファンディングなどを賢く利用して資金を集め、取引を重ねて信用を得ることができればファクタリングのような手法で資金を調達し、事業をさらに有利に進めることもできます。